2022年4月より放送を開始したアニメ「ダンス・ダンス・ダンスール」の基本情報や感想・評価のまとめ。主に備忘録の目的だから雑に書いていくつもり。
「ダンス・ダンス・ダンスール」の基本情報
アニメ「ダンス・ダンス・ダンスール」のスタッフやキャストなど基本情報のまとめ。基本的に公式サイトや作品クレジットより抜粋している。確実な情報は公式サイトを見てほしい。
STAFF
原作:ジョージ朝倉
監督:境 宗久
シリーズ構成:成田良美
キャラクターデザイン:長谷川ひとみ
総作画監督:長谷川ひとみ、小美野雅彦、黒岩裕美
副監督:清水久敏
バレエ演出:大谷 肇
バレエ作画監督:桑原 剛、小笠原篤
美術監督:藤野真里
撮影監督:八木まどか
CGディレクター:鷲田知子
色彩設計:田辺香奈
編集:長坂智樹
音響制作:dugout
音楽:未知瑠
振付:宝満直也
バレエ監修:阿部さや子
制作:MAPPA
CAST
村尾潤平:山下大輝
森 流鶯:内山昂輝
五代 都:本渡 楓
安田海咲:天﨑滉平
田倉大和:西山宏太朗
生川夏姫:福圓美里
姫乃小路 寿:井之上潤
ダンス・ダンス・ダンスールより引用
「ダンス・ダンス・ダンスール」の各話感想・評価
Twitterに投稿した自分の感想を引っ張ってきている。140字以内でまとめられなかった戯言を追記しているかもしれないよ。
1話「やるわけねーだろ、バレエなんて!」
「ダンス・ダンス・ダンスール 」1話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) April 9, 2022
秘めたる熱量の凄まじさ。要となる映像面での動きをきちんとアバンで焼き付けてくれたね。気持ちの整理がつかないままに形成された人格は生々しく誰にも触れさせたくない願望の眩しさが良い。抱えるものが多すぎてぐちゃぐちゃなの最高だよ。#ダンスール pic.twitter.com/LkX1R6e149
2話「これはっ……友達になれないタイプだっ!」
「ダンス・ダンス・ダンスール 」2話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) April 16, 2022
中途半端である惨めさよ。思わず息を呑む瞬間、価値観を揺さぶり衝動を駆け巡らせる描きがたまらないね。勢いだけの鼻につく態度、経験不足による不甲斐なさ、未成熟なキャラクターが実に良い。恋愛が重なると弾けるどころじゃないよこれ。#ダンスール pic.twitter.com/iRxomN31Pe
3話「男らしいって、なんだ?」
「ダンス・ダンス・ダンスール 」3話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) April 23, 2022
特別への期待に同居する失望感。浅いところでフラフラして超えてはいけない一線に気付けない未熟さが最高にダサく一周まわって清々しいと評したくなる。その一方でバレエしかない流鶯にとっての意地のようなものには痺れたよね。悶々とし続けるよ。#ダンスール pic.twitter.com/23tBGWc7Wg
4話「俺、もうバレエ踊っていいんだッ、ぜっ」
「ダンス・ダンス・ダンスール 」4話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) April 30, 2022
人生を左右するほどの変化を迎え失ったものや不安は多々あれど今を心から喜び未来への期待に満ち溢れる緩みきった表情が素敵だなあ。荒削りに細工を加える過程で抑え込んだ熱量が爆ぜるその瞬間。叩いた分だけ魅力が増す活きの良さが好き。#ダンスール pic.twitter.com/TGDt9yRrEs
5話「死ね、ねーだろっ」
「ダンス・ダンス・ダンスール 」5話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) May 7, 2022
ベースとなるお話がどのような内容であろうとキャラクターに魂を宿し同一の次元へと顕現させるある種のスピリチュアル性を伴う奇跡を起こせちゃうんだもんね。役への熱量と潤平本来の子供っぽさが残したカオスの楽しさ。友達の置き方が良い。#ダンスール pic.twitter.com/RCmB7V57Bk
6話「俺、なんでバレエやってんだ?」
「ダンス・ダンス・ダンスール 」6話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) May 14, 2022
品格も重要な要素なのだろう。欲に従い満たし陶酔へと達する感覚を肯定する一方で集団に属する一人として”失敗”を経験させたことで精神面での成長に期待が持てた。求めるものと求められるものの価値の違いを俯瞰的に捉え落とし込めた意味は大きい。#ダンスール pic.twitter.com/ofeOgGLHEQ
7話「ひぃ〜、もうっ、恥っ」
「ダンス・ダンス・ダンスール 」7話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) May 21, 2022
基礎を知り目が肥えたことで見え方が変わる気付き難い自身の成長を体験出来た価値の重みは計り知れないよ。一方でマイナスが0に近付いたに過ぎない事実の突き付け方とそれを受け止めながら最善を尽くす潔さ。圧倒的な実力への信頼に震えちゃったね。#ダンスール pic.twitter.com/gB0yE9NgqA
8話「あ―もっかいやりてぇーっ!!」
「ダンス・ダンス・ダンスール 」8話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) May 28, 2022
度を越すと心を曇らせかねない熱意と執念の境界線。表情からありありと伝わってくるのが良い。細部に宿る基礎と潤平本来の大胆さの調和を目指す完成形の魅せ方に痺れたよ。甘酸っぱい恋愛によって熟成される深みをどう昇華させるのか。唆るね。#ダンスール pic.twitter.com/LlrHeiyAM3
9話「俺だって、もっと上手くなりてぇんだよっ!」
「ダンス・ダンス・ダンスール 」9話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) June 4, 2022
選択肢が増えるにつれ生じる苦悩に加え恍惚に近い陶酔感を得られる本能的な熱意との乖離性、ドロドロに狂っているようで引き出された素直な気持ちは透明感があるんだもんなあ。バレエに対する多数のレイヤーを介することで見えてくる深みが良い。#ダンスール pic.twitter.com/OZQcpv8Ueo
10話「都は、あいつの側に……いてやんなきゃ」
「ダンス・ダンス・ダンスール 」10話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) June 11, 2022
愛憎の極地とも言える歪みのレベルで幼少期に人格を形成する危うさと第三者の立場から深く関わり正義感を芽生えさせる不幸な関係の構築、その中に僅かながらも幸せを感じてしまうエグみよね。異常なほどに美しいと心奪われる至高の体験だった。#ダンスール pic.twitter.com/PdDqauKN21
11話「あ、俺、クラシックバレエ、好きかも」
「ダンス・ダンス・ダンスール 」11話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) June 18, 2022
“ありがとう”と”ごめん”を同時に引き出す事情の絡め方、それに伴う激情のやり場、友情希望破滅夢欲愛全てを溶かす体験って吐きそうになるほど凄まじいのね。感情を誘う点において説明的な台詞さえ風味と化す仕上げにかけての波が気持ち良過ぎる。#ダンスール pic.twitter.com/7AucuY0P5o
「ダンス・ダンス・ダンスール」の感想・評価まとめ
アニメ「ダンス・ダンス・ダンスール」の感想・評価の総括。
改めて振り返ってみると、2022年の春シーズンにおいて毎週の放送を一番楽しみにしてたんじゃないかな。流麗な動作に呼吸すら忘れてしまう映像の質感、多感な青春時代における極端な闇と光、アニメーションとしてのクオリティは申し分ないだろう。恋と才能。欲望に身を任せ陶酔へと至る幸福感。羨望と嫉妬で身を焦がす特別な存在に対する期待と失望。ダンスと向き合うまっすぐな姿勢は純粋な熱意、或いは狂いに狂った執念か。キャラクターの深い部分、自分でも気付けない本心を抉り取るような暴力的な描きが絶妙な重みを与えてくれている。彼らの激情をストレートにぶつけられる体験は、吐きそうになるくらい凄まじいエネルギーを持ってるよ。