2022年1月より放送を開始したアニメ「その着せ替え人形は恋をする」の基本情報や感想・評価のまとめ。主に備忘録の目的だから雑に書いていくつもり。
「その着せ替え人形は恋をする」の基本情報
アニメ「その着せ替え人形は恋をする」のスタッフやキャストなど基本情報のまとめ。基本的に公式サイトや作品クレジットより抜粋している。確実な情報は公式サイトを見てほしい。
STAFF
原作:福田晋一
監督:篠原啓輔
シリーズ構成・脚本:冨田頼子
副監督:平峯義大
キャラクターデザイン・総作画監督:石田一将
総作画監督:小林真平/川妻智美/山崎淳
メインアニメーター:髙橋尚矢
衣装デザイン:西原恵利香
色彩設計:山口舞
美術設定:根本洋行
特殊効果:入佐芽詠美
撮影監督:金森つばさ
テクニカルディレクター:佐久間悠也
CGディレクター:宮地克明
編集:平木大輔
音楽:中塚武
音響監督:藤田亜紀子
音響効果:野崎博樹/小林亜依里
制作:CloverWorks
CAST
喜多川海夢:直田姫奈
五条新菜:石毛翔弥
乾紗寿叶:種﨑敦美
乾心寿:羊宮妃那
五条薫:斧アツシ
「その着せ替え人形は恋をする」の各話感想・評価
Twitterに投稿した自分の感想を引っ張ってきている。140字以内でまとめられなかった戯言を追記しているかもしれないよ。
1話「自分とは真逆の世界で生きている人」
「その着せ替え人形は恋をする」1話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) January 9, 2022
大事なものほど触れてほしくないし分かち合いたいとも思うんだよね。諦めからくるネガティブな感情がどんどん世界を暗くする一方で嵐のような勢いできっかけを与えてくれるエネルギッシュな描きが好き。選択権を与えることで自立性が見えたのは良いね。#着せ恋 pic.twitter.com/U5O4q4K0y9
2話「さっそく、しよっか?」
「その着せ替え人形は恋をする」2話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) January 16, 2022
ビジュアルの良さのみに依らず好きなものを語る彼女に見惚れることで両者の人柄を上手く引き出してる。刺激的なシチュエーションへの展開は彼女なりの距離感だと納得出来るし何より本気度と結びつくんだからヤバいよね。照れに射抜かれ疲弊感に笑ったよ。#着せ恋 pic.twitter.com/1q7vPLsxKJ
3話「じゃ、付き合っちゃう?」
「その着せ替え人形は恋をする」3話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) January 23, 2022
いつも元気で笑顔をくれる…単純なことなんだけどエネルギー量がエグいよ。豪放磊落な性格ゆえのヒロイックな活躍で周囲を引っ張り時には勇気さえも与えてしまう存在感に強く惹かれる。信頼って言葉を用いずとも行動で真剣さを感じ取ってるのが良いよね。#着せ恋 pic.twitter.com/9BCsNNowd9
4話「これ、彼女のとか?」
「その着せ替え人形は恋をする」4話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) January 30, 2022
負のスパイラルに陥ることで未熟さ、不器用さが見て取れると同時に取捨選択しなければならない状況で中途半端であっても全てを拾い上げようとする英雄的行為とそれに伴う優しさがありありと伝わってきた。喜びと悔しさの入り混じった感情の描きが良いね。#着せ恋 pic.twitter.com/8Ra1MJ91If
自らが出した要望に死力を尽くして応える真摯な姿を前に、自らがきっかけとなる苦悩に気づけなかった悔しさや情けなさに苛まれながらも、隠しきれない大きな喜びが体中からむくむくと湧いて出てくる素直な感情表現が良い。
5話「この中で一番いい乳袋だからじゃん?」
「その着せ替え人形は恋をする」5話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) February 6, 2022
語彙力を失うほどの喜びが等身大を表現出来てて良いね。会う理由を完遂した今、束の間の非日常に戻れなくなる寂しさを踏まえ次のステップへと歩みを進める青春感がたまらない。心拍数の上昇とシンクロさせる特別な”綺麗”には驚かされたよ。#着せ恋 pic.twitter.com/6ALKZsAnMd
6話「マ!?」
「その着せ替え人形は恋をする」6話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) February 13, 2022
見ているこちらまで表情が蕩けそうになる可愛さがハンパないよ。イメージによるギャップを上手く使いこなし乙女の破壊力を仕上げてる。結構強引に色を出してきたけど作品としての重要な部分は深い領域で語れてるから信頼が一切揺るがない。強いね。#着せ恋 pic.twitter.com/JzwolaBKKu
7話「しゅきぴとおうちデートやばっ」
「その着せ替え人形は恋をする」7話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) February 20, 2022
祖父と孫。師匠と弟子。二重の関係性から垣間見える緊張と安堵の塩梅が心地良い。カラコンが物語る男女の差異に異性よりも友達が勝る純朴さ…お互いのズレが噛み合ってて面白いね。部屋での距離感、ビデオ通話への流れなどの自然な描きには感服したよ。#着せ恋 pic.twitter.com/YZFmdld6XF
8話「逆光、オススメです」
「その着せ替え人形は恋をする」8話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) February 27, 2022
一目惚れという共通の体験を通して自分の中へより明確な形を伴い落とし込むことでさらに熱量が増したね。”2人”の意味が一致したとは言い切れないすれ違いな一コマと初々しい反応に自然と頬が緩んじゃう。食べてはしゃいで日常にある可愛さが半端ないよ。#着せ恋 pic.twitter.com/2kpVvHyE0G
一目惚れという強烈な言葉であなたの衣装が着たいと語る説得力。あんな熱量で求められたら自信を持つしかないよ。だってかつて自分が憧れの存在に投げかけた言葉なんだから。
9話「写真を見たら色々あったからです」
「その着せ替え人形は恋をする」9話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) March 6, 2022
自らの領域へ引っ張り込む逞しさを見せた一方で思いがけず自爆を招くあざとさと紙一重の可愛さがたまらないね。クオリティと興奮の表現に理想と現実の境界線を壊すような言葉を選んだのはうまいなあ。緊張の先にある感動の熱量が凄まじく見入っちゃった。#着せ恋 pic.twitter.com/0OY0fFeicm
コスをしたいと言った時の小さくて大きな勇気とコス披露時の震える声。健気に勇気を振り絞る彼女に”頑張れ”と声をかけない視聴者はいないだろう。ほんのちょっぴりの歩みかもしれないけど、自分のペースで少しずつ変わっていければいいんだよ。お姉ちゃんを大好きってことが痛いほど伝わってきた。
10話「誰にでも色々あるんです」
「その着せ替え人形は恋をする」10話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) March 13, 2022
その場の雰囲気を変えてしまうほどにキャラクターを知り尽くし成りきれる愛の深さに痺れた開幕。近いようで一概には表せない彼女たちの想いをそれぞれの感情で丁寧にさばけてる。テンションの上がる様子をシンプルに声の大きさで表現してるの良いよね。#着せ恋 pic.twitter.com/uwoQAOOJ1O
心寿ちゃんの気持ちの理解。自らの好きなものを好きだと打ち明ける怖さは、彼の人生を大きく変える体験だったと1話で語ってくれてたよね。
11話「俺は今、ラブホテルにいます」
「その着せ替え人形は恋をする」11話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) March 20, 2022
日常の範囲内で見受けられる揶揄いとは一味も二味も異なる緊張感の作り方に尊みを感じたよね。振り回す側である彼女が異性を意識した瞬間に狼狽え赤面するかわいいの破壊力よ。本能のフル稼働で焼き切れる思考回路。その後の脱力感までお見事です。#着せ恋 pic.twitter.com/3wbDzZAP33
撮影者目線でしっかりとコスプレを楽しんでいるのが良い。少なからず互いに好意を抱いている状態での密着状態と状況に伴う緊張感、全力で楽しんでいた夢心地から一気に現実へと引き戻す時間の切り取り方。気まずさによる緊張感と興奮による昂りで呼吸音以外聞こえなくなる空間の作り込みで上質な体験に仕上がってる。
12話「その着せ替え人形は恋をする」
「その着せ替え人形は恋をする」12話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) March 27, 2022
それぞれの自宅へ招かれることに対する変な意識が払拭され尚且つ休日の学校へと自然な流れで足を運ぶ当然の感覚が愛おしい。型にはまらない好きへの姿勢が趣味に限ったわけではなく日常の風景にありふれてる普遍性よね。この先を願うのかな。#着せ恋 pic.twitter.com/8tHL4A8Grm
彼女の横顔をじっくりと眺め、急激に変化した日常を振り返る感慨深さ。曖昧な気持ちをきちんと言葉にした幕引きは花火よりもきれいだった。
「その着せ替え人形は恋をする」の感想・評価まとめ
アニメ「その着せ替え人形は恋をする」の感想・評価の総括。
海夢ちゃんの全方位に受けそうな可愛さの宿し方。大胆不敵に見えて隙を恥じらういじらしい姿、嬉しい時に全身で喜びを表現する小動物感、ギャル独特の言語に加え頻繁に死滅する語彙、好きを意識した瞬間の乙女チックな反応等々・・・人間的なリアリティをうまく落とし込み、可愛いを原始レベルで引き出せてる。
また雛人形の頭師を目指す五条くんの姿勢は見習うべき部分が多く、何事も概念レベルで理解しようとする描きが素晴らしい。頼られる存在として同じ、あるいはそれ以上の熱量をもって向き合うことによる信頼関係の構築、頼る側としてこれほどまでに嬉しいことってないだろう。
彼らの未来を是非とも見届けたい。
画像出典:©福田晋一/SQUARE ENIX·「着せ恋」製作委員会