2022年1月より放送を開始したアニメ「時光代理人-LINKCLICK-」の基本情報や感想・評価のまとめ。主に備忘録の目的だから雑に書いていくつもり。
「時光代理人-LINKCLICK-」の基本情報
アニメ「時光代理人-LINKCLICK-」のスタッフやキャストなど基本情報のまとめ。基本的に公式サイトや作品クレジットより抜粋している。確実な情報は公式サイトを見てほしい。
STAFF
監督・脚本:李豪凌
キャラクターデザイン原案:INPLICK
キャラクターデザイン:LAN、黄思萌、熊丹
総演出・総作画監督:LAN
美術監督:丹治匠、朝見知弥、朱立朴
撮影監督:山条裕香
エグゼクティブ・ディレクター:張予夏
色彩設計:のぼりはるこ
音楽:天門、yuma yamaguchi、av4ln
アニメーション制作:瀾映画
日本版製作:株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ、株式会社アニプレックス
CAST
トキ/程小時:豊永利行
ヒカル/陸光:櫻井孝宏
リン/喬苓:古賀 葵
時光代理人-LINKCLICK-より引用
「時光代理人-LINKCLICK-」の各話感想・評価
Twitterに投稿した自分の感想を引っ張ってきている。140字以内でまとめられなかった戯言を追記しているかもしれないよ。
1話「エマ」
「時光代理人 -LINK CLICK-」1話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) January 13, 2022
理不尽を前に他人の感情と深く密接に繋がることで生じる憤りが生々しく描けてる。基本となる追体験にリアリティが宿り視聴者の欲求に上手く働きかけてたんじゃないかな。干渉することの危険性とそれに伴う緊張感。後味の悪さを面白いと感じてしまった。#時光代理人 pic.twitter.com/6ObyiEJPYD
2話「秘伝のレシピ」
「時光代理人 -LINK CLICK-」2話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) January 19, 2022
前回での流れを踏まえ余分な要素を排した作りで結末への興味を引いたまま普遍的な感情へと響かせるお話の純度がエグいね。人としてギリギリのラインを越えるか否かの緊張感に対し視点の切替で思い出を不変なものとして位置付けたメッセージ性が良い。#時光代理人 pic.twitter.com/foyNeDEu7V
3話「必ず負けろ、決して勝つな」
「時光代理人 -LINK CLICK-」3話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) January 26, 2022
改変をタブーとしながらも依頼を受けたことで安心感を与えた一方、徐々に歯車が狂い始めることで生じる嫌な緊張感が面白い。知れば知るほど感情が動かされ曖昧になる自分と他人との境界線。清々しいと同時に後味の悪さを感じさせる描きが良いね。#時光代理人 pic.twitter.com/ZJobCujOa6
4話「告白」
「時光代理人 -LINK CLICK-」4話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) February 2, 2022
過去改変に当たる依頼を受けた真の意味を明かすに伴いトキが負った心の傷を抉る形で感情を誘う皮肉な描きが面白い。分岐点における変化が確定した未来に繋がる本流の一部に過ぎないという真実を前に受け取り方によって希望と絶望が簡単に裏返る怖さよ。#時光代理人 pic.twitter.com/wYEvCmOP88
5話「告別」
「時光代理人 -LINK CLICK-」5話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) February 9, 2022
道徳的ジレンマにおける苦渋の選択。救える可能性を前に救わない意思決定を下すことは正義に反する行為と見なされるのか。ヒロイズムのみに依らず後悔を重ねることでより深い部分へと感情が誘われる。人格も今も壊しかねない危うさに伴う緊張感が良い。#時光代理人 pic.twitter.com/Wr2ogp5Pyp
6話「手合わせ」
「時光代理人 -LINK CLICK-」6話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) February 16, 2022
普遍的な感情の枠組みの中コミカルに描きつつも純度の高い仕上がりで完成度としては申し分ないよね。より肉体的に苦痛を感じることで同じ光景を目にしながらも直接手を差し伸べることの出来ないヒカルの存在が際立ってた。まだまだ抉られそうだ。#時光代理人 pic.twitter.com/tYmA8nvS9s
7話「消えた息子」
「時光代理人 -LINK CLICK-」7話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) February 23, 2022
傷ついた心を立ち直らせるきっかけとして仲間の思いを重ねることで各キャラの深い部分に触れることが出来た。伝えることで後悔は癒えるかもしれないその一方で過去改変が現在にどう影響を及ぼすのか。そもそも直接的な意味はあるのか。飽きさせないね。#時光代理人 pic.twitter.com/TSaz5d7Fux
8話「信念」
「時光代理人 -LINK CLICK-」8話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) March 2, 2022
度重なる制限による緊張感と刻一刻を争うスリリングな状況に対し軽妙なノリで神がかり的な出来事を重ねて生じる感情の動きが楽しいよね。親子を救うと同時に出発点へと回帰し暴力的に光と闇と向き合わせるインパクトの強さ。良いザワつきだ。#時光代理人 pic.twitter.com/vXpLZD9I2S
9話「逃したシグナル」
「時光代理人 -LINK CLICK-」9話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) March 9, 2022
直情的な性格と未成熟なヒロイズムが掛け合わさり嫌な形で緊迫感を増大させる上手い描き。コミカルにお話を進めつつ甘酸っぱい恋愛に弛緩する一方で事件性に極度に高まる緊張感。抑揚と調和のバランスが良く似た展開ながらも全く飽きが来ないよね。#時光代理人 pic.twitter.com/o9I2T8RU9N
10話「善意の代償」
「時光代理人 -LINK CLICK-」10話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) March 16, 2022
善意が必ずしも良い結果だけを招くとは限らない美味しい皮肉。絶対不変のルールを犯すことで真実と向き合わされる暴力的な描きが報いとして表れる一方、コンビである必然性を説き理想の結末にたどり着くための道筋を示す物語の構成に唸らされたよ。#時光代理人 pic.twitter.com/enGbbVuvxr
11話「罠」
「時光代理人 -LINK CLICK-」11話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) March 23, 2022
対象者が近い存在になるほど精神面での危うさが増すトキに対し送る側であるヒカルが覚悟を問うことでお互いの役割をより明確に感じられ二人である必然性が深まった。この勢いを途中でぶった切るのは憎いね。まんまとしてやられたよ。#時光代理人 pic.twitter.com/NHw8cAexdC
12話「光をくれる人」
「時光代理人 -LINK CLICK-」12話。
— ミルシカ@暁静夏 (@mirusikaanime) March 30, 2022
正義を掲げているとはいえ理解を超えた能力に翻弄され取り返しのつかない過ち犯すも罪を受け止め経験を反映させ未来へと歩みを進めた綺麗な幕引き。と同時にまだまだ底の見えないシナリオの面白さにポテンシャルの高さを感じたね。強烈な一撃だ。#時光代理人 pic.twitter.com/sX0kdnAhV4
「時光代理人-LINKCLICK-」の感想・評価まとめ
アニメ「時光代理人-LINKCLICK-」の感想・評価の総括。
抜群のストーリーにガッツリと引き込まれ、ヒューマンドラマにほっこりしていたらシビアな展開でフルボッコだよ。基本1話完結タイプの作品だが、きちんと繋がりを持ってるんだから油断も隙もない。
過去に干渉するうえで絶対におかしてはならないひとつのルール。過去は過去として割り切り冷静に俯瞰する一方で、様々な人生の追体験により複雑な思いを燻ぶらせる人間らしさ。例え他人の人生であっても今この瞬間に迫られている選択を変えることにより、その後の人生がよりよい未来になると分かっているのなら、指をくわえたまま見過ごすわけにはいかないだろう。それが青臭い正義感だと言われようと、人間なら誰しもが心の奥底に眠らせている普遍的な感情に違いない。ダメだと分かっていても手を出してしまう・・・そういった人間味がウザくもあり魅力的なのだ。
めちゃんこ感情を揺さぶられるし、控えめに言っても貴重な体験が出来るよ。
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